グローバルスタディーズプログラム(第3日)
プログラム3日目は、「多様性」や「自己理解」について深く考える1日となりました。
最初に、「もし世界中の人が見た目も趣味も考え方も全く同じだったらどうなるだろう?」という問いからディスカッションが始まりました。グループで意見を出し合った結果、「つまらない」「不気味に感じる」といった声が多く、私たちはそれぞれが異なる存在であることの大切さを再認識しました。
続いて、自分の趣味や特技などをテーマにTシャツをデザインし、ペアでその内容を紹介し合いました。楽しみながら、自分自身や相手の個性を知る良い機会となりました。
次の活動では、日本独自の文化とも言える「本音と建前」について考察しました。それぞれが自分の言葉でこのテーマを説明しようと試みましたが、難しいテーマだけに苦戦する場面もありました。それでも、グループリーダーによる発表を通して、さまざまな視点や表現方法に触れることができました。
その後は、「自分にとっての安全な場所」について考える時間を持ちました。なぜそのような場所が必要なのかを話し合い、自分の部屋や部活動、教室など、それぞれが感じる安心できる空間について発表しました。
さらに、「自分の性格」についても掘り下げて考えました。まずは自分で3つの言葉で自己分析を行い、次にグループメンバーから見た自分の性格を聞いてみることで、自分自身について新しい視点を得ることができました。
最後に、「私たちがチャリティーイベントを開くとしたら?」というテーマでグループディスカッションを行い、地球温暖化や食品ロスといった社会課題に対する取り組みを企画しました。どのグループも独創的で実現可能性の高いアイデアをプレゼンし、発表後には最も優れていると思うグループへの投票も行いました。見事1位に選ばれたグループは大きな喜びに包まれていました。
今日一日を通して、参加者一人ひとりが「自分らしさ」や「他者との違い」、そして「協力することの意義」について深く学ぶことができました。