北陸diary

花まつり(灌仏会)

4月16日(火)、花まつり(灌仏会)を行いました。

お釈迦さまは、今からおよそ2500年前、ヒマラヤのふもと、ルンビーニの園(現在のネパール領)で誕生されました。このお釈迦さまのご誕生をお祝いする行事を「花まつり」(灌仏会(かんぶつえ))といいます。本来はお釈迦さまのお誕生日である4月8日に行われるものですが、新年度行事の都合上、本校では4月の謝恩行事(毎月16日)に合わせて行っています。灌仏会という呼び方の由来は、お釈迦さまが誕生されたときに、天からよい香りのする雨が降り注いだという伝説にちなんだものです。





理事長先生、校長先生、宗教部の皆さんに続いて、各クラス代表(宗教委員)が、講堂ステージ上の花御堂に安置された誕生仏の像に甘茶を注いで、お釈迦さまのご誕生をお祝いしました。





ご法話は、宗教科主任の葉柴先生から。お釈迦さまが生まれてすぐに発したとされる「天上天下唯我独尊」という言葉。「私だけが尊い」という意味にとらえられがちですが、決してそうではなく、「天上天下にただ一人の、誰とも代わることのできない人間として、誰もが尊い存在だ」ということ。だからこそ、互いを尊重して、思いやりを持つことが大切だとお話しいただきました。


かつて花まつりの日には、昼休みに甘茶の試飲会が行われていました。砂糖はまったく入っていないのに、思った以上に甘い! 好みは分かれますが、おおむね好評で、おかわりをする人もいるほどでした。コロナ禍になってから、残念ながら試飲会は中止になっています。そのかわりに、灌仏をしてくれたクラス代表者には、一袋ずつ「あまちゃクッキー」が渡されました。