北陸diary

【2年生】修学旅行事前学習・平和講話

6月9日(金)、修学旅行を目前に控えた2年生の学年集会を行いました。
本校は建学の精神にもとづいた「こころ」と「いのち」の教育を実践しており、沖縄での平和学習を軸としたこの修学旅行を特に大切にしています。これまでも様々な事前学習を行ってきましたが、その総仕上げとして、沖縄の歴史を知るための平和講話を拝聴しました。

ご講師は、沖縄県浦添市在住の奥濱 眞一(おくはま しんいち)さま。奥濱先生は、沖縄戦の語り部として、日本全国で平和講話をしていらっしゃいます。本日の講話では、ご自身のお父様を沖縄戦で亡くされた経験や、平和を求める沖縄の方々の思いが語られました。また、生徒には、地元福井を大切に思ってほしいともおっしゃり、今回修学旅行で沖縄を訪れることで、改めて地元福井のすばらしさに思いを寄せてほしいとお話しいただきました。講話を聴いた生徒からは、「今の時代に生きている私たちに、すごく語りかけられているように感じ、とくに『戦争で死んだ人もつらい。けど生き残った人はもっとつらい』という言葉に心打たれました。」「戦争という悲惨な過去を学び直して、今後の人生につなげていきたいし、もう一度自分を見つめ直したいと思いました。」「『なぜ沖縄に行くのか?』『なぜ平和学習をするのか?』を考えながら、平和祈念公園やひめゆり資料館を見学し、更に知識を深めようと思います。」などの声が聞かれました。



なおこの日は平和講話に先立って、修学旅行中の生徒を見守っていただく、東武トップツアーズの山﨑 昌平さま、山下 大成さまから、旅行の行程の確認、飛行機搭乗やマリンスポーツ体験について、諸注意を伝達していただきました。


目前に迫った修学旅行。事前学習に力を入れるとともに、さまざまな準備もしていることと思います。まずは健康第一。万全の体調で修学旅行に参加できるよう、日々の健康管理、感染対策により一層留意してください。