謝恩行事
6月13日(火)、6月の謝恩行事を放送で行いました。
ご法話は朝倉校長先生からいただきました。仏さまの前では皆平等とのお考えから、弟子を持たないと口にされていた親鸞聖人ですが、実際には、聖人の人柄から300人近くの弟子がいたといわれています。その中の一人、弁円はもともと、加持祈祷により現世利益を願う修験道の山伏で、100人以上の弟子がいました。しかし親鸞聖人の説く念仏に惹かれ、多くの弟子が弁円のもとを去っていきます。親鸞聖人を恨み、亡き者にしようと、草庵に押し掛けた弁円。しかし、聖人は静かな穏やかな態度で弁円を迎えました。弁円はこの聖人の和顔に接し、一気に敵意や殺意が消え去り、聖人の前にひれ伏したということでした。親鸞聖人は、どのような人に対しても優しい表情と心で接し、自らに対しては驕ることなく謙虚でいらっしゃいました。そんな親鸞聖人の魅力に惹かれて、多くの人が救いを求めて集まったのでした。
優しい表情と心で人に接する。私たちも日々心掛けていきたいですね。
私たちのちかい
一、自分の殻に閉じこもることなく
穏やかな顔と優しい言葉を大切にします
微笑み語りかける仏さまのように