北陸diary

【3年生】高校生のための文化講演会

6月8日(木)、公益財団法人 一ツ橋文芸教育振興会・福井新聞社主催の「高校生のための文化講演会」が、3年生全コースの生徒を対象に行われ、著述家、書評家として活躍されている、永田 希さまにご講演いただきました。

この講演会は、「作家、評論家、詩人、マンガ家など、さまざまな分野で活躍する著名な方々による講演を聴くことにより、人生の岐路にさしかかる高校生にとって、思索を深める契機となり、将来への指針決定の一助になればと願い企画」されたものです(主催者の開催趣意書より)。
朝倉校長先生の開会の挨拶の後、主催者を代表して、福井新聞社営業事業局・局長 近藤 孝之さまにご挨拶いただき、
集英社新書編集部 吉田 隆之介さまから、講師の永田先生をご紹介いただきました。


朝倉校長先生 開会の挨拶

福井新聞社営業事業局・局長 近藤 孝之さま


集英社新書編集部 吉田 隆之介さま


演目は「『本が読めない』とはどういうことか」。私たちは、「情報の濁流」という外的な困難や、書物に書いてあることを理解できないという内的な困難を抱え、「本が読めない」状態に陥ります。永田先生は、書物とは理解困難と、理解可能性のあいだにあるものだというとらえ方で向き合ってほしいとお話しされました。お話を聴かせていただいた3年生の皆さんは、哲学的なお話をすべて理解できたとは言い難いかもしれませんが、日常的な行為である読書というものを改めて見つめ直す契機になったようです。
講演終了後、生徒会長 川端 玲奈さんから、お礼の言葉と花束が贈られました。



引き続き、寄贈図書の贈呈式が行われました。
公益財団法人 一ツ橋文芸教育振興会さまから、「集英社文庫 図書館特選 100冊セット」に加え、本日ご講演いただいた永田 希先生の著書を寄贈していただきました。贈呈式では、集英社の吉田 隆之介さまから生徒会長 川端 玲奈さんに手渡されました。


3年生の皆さんは、これから進学や就職に向けて、本格的に動き出すことと思います。進学するにしても就職するにしても、読書は皆さんの人生を豊かにしてくれることでしょう。今日聴かせていただいたお話が、この先の人生で生きてくることもあると思います。また今日から一歩一歩歩みを進めていきましょう。