宗祖降誕会・開学記念日
5月21日(火)、浄土真宗を開かれた親鸞聖人の誕生をお祝いする「宗祖降誕会」の法要を行いました。
親鸞聖人は、承安3年4月1日(太陽暦:1173年5月21日)、京都の東南にある「日野の里」で、藤原氏の一門、日野有範の子として誕生されました。親鸞聖人の み教えを建学の精神とする本校では、5月21日に「宗祖降誕会」の行事を行い、この日を開学記念日としています。法要は2部に分かれて行われました。
ご法話は、福井市の正玄寺ご住職 岩見 順明さまにいただきました。
ご法話のテーマは、「こころを形にしていこう」。人の心は目に見えないものです。そのため、ときに孤独を感じたり、人間関係がこじれたりすることもあります。だからこそ、言葉や態度で心を形にしていくことが大切です。ご法話では、平等院鳳凰堂の阿弥陀如来坐像、鎌倉大仏、京都永観堂みかえり阿弥陀さまが紹介され、これらの仏さまはそのお姿から「あなたはひとりではないよ」「あなたを見ていますよ」というお心が感じられるとのお話がありました。苦しんでいる人を救わずにいられない仏さまのお気持ちを、それぞれの仏像から私たちが感じ取ることができます。仲間のこころが私に向かっているということに気づけるよう、自分を振り返る。このことが、私はひとりではないという感謝の気持ちにつながるのだとお話しいただきました。