北陸diary

宗祖降誕会・開学記念日

5月21日(火)、宗祖降誕会の法要が行われました。
浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、今から約850年前の承安3年4月1日(太陽暦:1173年5月21日)、京都で誕生されました。親鸞聖人のみ教えを建学の精神とする本校では、5月21日に「宗祖降誕会」の行事を行い、この日を開学記念日としています。

ご法話は、福井市の光寿寺ご住職 野世 阿弥さまからいただきました。
愛猫との出来事のお話や、みんなはどう思う? の質問で、生徒も関心高くお話をお聞きすることができました。私たちは、自分にとって嫌なことを人にもしてはならないという道徳で生活します。しかし、自分にとって嫌なことは、本当に相手にとっても嫌なことなのでしょうか。自分が嫌だと思うことをしなければ、人とぶつからないで済むのでしょうか。野世先生は問いかけます。自分が嫌なことを人にしないことは大切だけれど、それだけではうまくいきません。人間同士の違い、まずは私とあなたは違うんだという考えに立つことが大切。そして、人間同士の関係には力の差も生まれます。その差が大きいほど「力でどうにかしよう」という考えが生まれます。それを振り返り、互いに「イヤだ」と言い合える、互いを大切にしあえる関係を作ることの大切さをお話しいただきました。