北陸diary

2年越しの「道場開き」

11月20日(日)、本校弓道場において待ちに待った「道場開き」が行われました。

新弓道場は2020年12月末に完成しましたが大雪のために供用開始が遅れ、2021年1月17日に初練習を行いました。以前の弓道場を2017年の火事で失い、全国から大勢の方々のご支援を受けての再建だったので、すぐにでも「道場開き」を行いたいところでしたが、コロナ禍の中、外部の方をお招きして行事を行うことが難しい状況が続いていました。

この度ようやく「道場開き」を行うことになり、書家の吉川壽一さまに道場看板のご揮毫をいただき、吉川さまとご親交が深いジェローム・シュシャンさま(ゴディバ・ジャパン社長、国際弓道連盟理事)にご奉射をお願いすることとなりました。

吉川さまは娘さんがかつて本校弓道部で女子主将を務めていらっしゃいました。シュシャンさまは学生時代に禅の世界に魅せられて永平寺を訪れて以来、福井とご縁が深いとのこと。人と人が結びついてご縁をいただくというのは何と奥深いことでしょう。


竹田理事長・挨拶

シュシャンさま・奉射

吉川さま・ご祝辞

シュシャンさま・ご祝辞

吉川さまからは「この弓道場の空気を大切に、強い意思で練習に励んで欲しい」、シュシャンさまからは「結果ばかりを追い求めるのではなく、『正射必中』という弓道の言葉のように、正しく生きることを大切にして欲しい」とのお言葉をいただきました。


中高の部員だけでなく、この日を待ちわびていたOB・OGも大勢集まって新弓道場の完成を喜び合いました。


シュシャンさまから、生徒一人ひとりにゴディバのチョコレートをいただく、うれしいサプライズがありました!


お二人には、時間の許す限り部員の競射の様子をご覧いただきました。生徒たちは今日の喜びを一生忘れないことでしょう。吉川壽一さま、ジェローム・シュシャンさま、本日は誠にありがとうございました。また、弓道場再建に多大なるご協力をいただいた全国の皆さまに、改めて感謝を申し上げます。

弓道部は、先日の県新人大会で男子団体・男子個人がそれぞれ優勝を飾り、全国高等学校選抜弓道大会への出場を決めています。お礼の気持ちを形に変えるチャンスですね。頑張れ、北陸高校弓道部!Be Strong!