北陸diary

【吹奏楽部】第18回定期演奏会(その1)

3月27日(土)および28日(日)の2回公演として、北陸中学校・高等学校吹奏楽部第18回定期演奏会が福井市文化会館において行われました。

昨年のこの時期は新型コロナウイルス感染症のために学校が臨時休校となり、定期演奏会を開催することができませんでした。夏のコンクールも中止となり、3年生最後の舞台として第17回定期演奏会を開催したのは昨年8月末のことでした。2年ぶりにこの時期に「定期」演奏会をすることができるのは、多くの関係者の皆さまのお支えのおかげです。中でも毎年定期演奏会の会場として絶大なご協力をいただいてきた福井市文化会館ですが、この3月末をもって閉館の運びとなるそうです。時代と共に色々なことが変わっていくのは世の常ですが、中高生の吹奏楽にかける情熱は決して変わることはありません。福井市文化会館で最後の定期演奏会となりましたが、北吹のモットー「全力疾奏」が大ホールいっぱいに響き渡った様子をご紹介します。

【第1部】シンフォニックステージ
1曲目は「トイズ・パレード(2020年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ)」です。


2曲目は、現代作曲家でアニメ映画やゲーム音楽から交響楽まで幅広く活躍され、吹奏楽の世界ではコンクール自由曲の人気No.1とも言われる天野正道先生が北陸高校吹奏楽部のために書き下ろした新作「Libération」です。この曲は、令和2年度全日本吹奏楽コンクールで本校吹奏楽部が演奏するために委嘱作曲いただいたものです。コロナ禍のためコンクールは中止となり、この間に大幅に改訂を加えて、今回世界初演の舞台となりました。

例年スペシャルゲストとして客演指揮もお願いしている天野先生ですが、今年はビデオメッセージをお寄せいただきました。


天野先生ビデオメッセージ

曲は、北吹らしさと天野先生らしさがふんだんに!

3曲目は、「ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶~」。1954年にビキニ環礁で水爆実験に巻き込まれ被爆した事件を下に書かれた絵本「ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」に着想を得て吹奏楽のために作曲された作品です。今回は部員による語り付きで演奏をお送りします。


第1部の最後は、福井県代表として北陸アンサンブルコンテストに出場した打楽器八重奏のメンバーで「ギャラクティック・エンパイアーズ」をお送りしました。


第2部お楽しみステージ、第3部ポップスステージの模様は「新しい記事」をクリックしてご覧下さい。