北陸diary

謝恩行事

2月16日(火)、今月の謝恩行事が放送で行われました。今月のご法話は宗教科主任・葉柴先生からいただきました。

2月はお釈迦さまが入滅された日をご縁として勤められる「涅槃会」という法要がある月です。今月のご法話はお釈迦さまのご遺言ともいえる2つの教えについてでした。

1つ目は「自灯明・法灯明(自らを灯とし自らをよりどころとして他をよりどころとしてはならない。法を灯とし法をよりどころとして他をよりどころとしてはならない)」『自分の人生を、本当の自分の問題として、責任をもって生きなさい。しかし、自分をよりどころにするといっても、自分勝手に生きるという意味ではなく、仏法(真実の教え)をよりどころにしていきなさい。』という教えです。2つ目は「すべてのものは移り変わる。汝らは怠ることなく精進せよ」という教えです。

お釈迦さまのお言葉通り、世の中や私たちは刻々と変化して時は流れ過ぎています。だからこそ、一日一日を大切に悔いの残らぬ生き方をする努力と、真実の教えをよりどころにした正しい生き方を心がけることが大切なのですね。


ご法話は放送を通じて

最初と最後に「合掌・礼拝」

講堂に全校生徒が集う例年のスタイルならば、2月の謝恩行事は2年生が3年生の位置に1年生が2年生の位置に初めて着く、象徴的な行事でした。これにより、来るべき進級に対する意識がぐっと高まったものです。

コロナ禍によって長年の慣習を変えざるを得ないのは止むを得ないことですが、長い学園の歴史の中で培われてきたものを手放すのは簡単には割り切れない思いがあります。「すべてのものは移り変わる。汝らは怠ることなく精進せよ」・・・う~ん、がんばらないといけませんね。

1・2年生の皆さん、進級は目の前ですよ。学年末考査まであと2週間!これまでの学習内容を整理して、一年間の学びの集大成にふさわしい実りを手にしましょう。Be Strong!