北陸diary

1月13日(水)学校周辺の状況

1月8日(金)から10日(日)にかけて福井県嶺北地方は断続的に大雪に見舞われ、北陸自動車道や国道8号線での大規模な立ち往生が全国的なニュースとなりました。本校では公共交通機関の状況や生徒の登下校の安全確保の観点から、1月7日(木)は3限終了時点で授業打ち切り、1月8日(金)および12日(火)、13日(水)は臨時休校を余儀なくされました。

13日(水)は教職員総出で周辺道路の登下校路の確保に務めましたが、なお福井市を中心とする嶺北地方の道路状況は過酷です。13日(水)午前中の学校周辺の状況をお知らせします。


田原町駅踏切

田原町歩道橋


田原町駅からフェニックス通りまでは鉄道会社のお力によりきれいに除雪されて歩きやすくなっています。歩道橋およびバス停、踏切付近は、教職員および野球部の寮生が除雪してくれました。3年前を知らない県外出身の寮生は福井の雪の多さに驚いたようでした。


トレセン南側

トレセンと講堂の間


トレセンと講堂の間は先生方と野球部の諸君が懸命に開けてくれましたが、あまりの雪の量に四苦八苦です。


正門前道路

生徒玄関前が仮の排雪場


学校南側道路は重機と人手をフル動員。さすが、重機はパワフル!一気に雪をどけていきます。福井市内は排雪の制限がかかっているので、とりあえず講堂前駐車場と生徒玄関前、職員駐車場に仮置きしています。


西別院駅踏切

西別院駅


学校周辺では宝永小学校~西別院~西別院駅~ファミリーマートの南北の道路が一番過酷な状況でした。圧雪が緩んで深い轍ができており、とても自家用車が通行できる状況ではありません。


えちぜん鉄道は一部区間で運転

西別院駅公園


西別院駅から公園を抜ける道は、生徒指導部の先生方と野球部員の共同作業でつくって下さいました。えちぜん鉄道三国芦原線は13日(水)13時現在福井~西長田ゆりの里の間で運行しています。

午前中の除雪の後、14日(木)の取り扱いについて職員会議が行われました。学校周辺の道路状況が想像以上に過酷である、除雪が終わった幹線道路も1車線のみで渋滞し動かない状況が早朝から昼過ぎまで変わらない、えちぜん鉄道の全線復旧の見込みが立っていない、こういった状況で送迎の自家用車が学校周辺に集中した場合の地域交通への影響など多方面に議論が行われ、登下校の安全確保が充分に担保されていない状況で授業を再開することはできないとの判断に至りました。

大学受験を目前に控えた3年生については「自主登校」です。登校にいたずらに時間をかけるよりも自宅学習の時間を確保した方がいいという人もいるでしょうし、電車と徒歩で安全に登校できるので最後の追い込みを学校で勉強したい人もいることと思います。福井市内の交通状況は上にあげたように想像以上に過酷ですから、どうしても必要な登校なのかよく考えてから、身の安全を第一に行動して下さい。