北陸diary

強歩大会

9月27日(金)、絶好の好天に恵まれ、第22回北陸学園強歩大会が六呂師高原からスタートしました。この後県道26号線から法恩寺線を通ってスキージャム勝山まで男子25.5km、女子・中学生は23.4kmを歩くはずでしたが・・・。

男子スタート地点から10.1km地点に設けられた「第1チェックポイント」を過ぎたあたりで、先頭集団が次々にハチに襲われる事案が発生。とても前に進める状況でないと現場の教員が判断し、すでにスタートしているすべての生徒をスタート地点まで戻すことになりました。

刺された17人のうち12人が病院で治療を受けましたが、重篤な症状の生徒はいませんでした。とはいえ、ハチに襲われた生徒たちは、氷で患部を冷やしている間も一様に表情は重く、痛みと精神的なショックが大きかったことが窺われました。被害を受けた生徒のみなさん、ご心配をおかけした保護者の方々にお見舞いとお詫びを申し上げます。

以下、当日の様子を写真でお知らせします。


後半のポイントに向かう先生方と一緒に

写真を撮ったのはココ

こっちはコースじゃありません

正しいコース。ポイントの先生が誘導します

私はP13から歩いて担当のP20を目指しました

道端の草が露に濡れてきれい!

赤とんぼがいっぱい!

巡回車の教員からハチ襲来の一報が

一部紅葉が始まっています

秋晴れの気持ちいい日だったのですが。。。

チョウもいろんな種類が飛んでいました

P18付近。この辺で中止の知らせを受けました。

とりあえずゴールに向かいます

担当するはずだったP20。分岐点です。

P21から砂利道を通ってゲレンデへ

ゴール地点が見えてきました

ゴール地点にはハチに襲われた生徒たちが巡回車両によって運ばれて、養護教諭から手当を受けていました。彼らがバスで一足早く学校に戻るのを見届けて、スタート地点の六呂師高原へ。

スタート地点に戻ると、生徒が続々戻ってくるところでした。学校へ帰るには、途中でUターンしてバスで回収できるところまで戻らなくてはなりません。第一チェックポイントから戻った生徒たちは、結局20km近い距離を歩いたことになります。


当初のゴール地点とは違うとはいえ、20kmも歩いたのは大変でしたね。歩いている間、友達と色んなお話しができたでしょうか。奥越の秋を楽しむことはできたでしょうか。自分の体力の限界に挑むことはできたでしょうか。

車社会の福井では、中高生でも歩く機会はなかなかないものです。一昨年の強歩大会を経験している高3を除くと、ほとんどの生徒が人生で一番長い距離を歩いたのではないでしょうか。まだまだ筋肉痛が残っている人もいるでしょうが、ゆっくり回復させていきましょう。

この度の強歩大会実施にあたっては、多くの関係諸機関のご協力を賜りました。特に、急にゴール地点を変更したことで予定外にトイレなどの施設をお借りすることになった六呂師高原牧場の皆さま、親切にご対応いただき心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。