学校報恩講【1・2年生】
親鸞聖人は、1263年1月16日、京都山ノ内の善法坊で、末娘の覚信尼や門弟たちに見守られながら、仏の恩を喜びつつ、90年の生涯を静かに終えられました。この御命日を縁として、親鸞聖人のご苦労をしのびつつ、み教えをよく聞き、日ごろいただいている仏恩に報恩感謝の気持ちをあらわすための法会が「報恩講」です。 本校では毎年1月16日に学校報恩講を行っています。今年は諸般の事情により、1・2年生は1月13日(金)、3年生は1月21日(土)に行うこととなりました。
讃仏偈のお勤めの後、ご法話は、嶋津 弘隆さま(弘誓寺住職)からいただきました。嶋津さまからは、親鸞聖人の、人の苦しみ・悲しみ・喜びを、自分の苦しみ・悲しみ・喜びととらえ、自らの救いを求めるのではなく、すべての人の救いを求めていらっしゃった姿をお話しいただきました。ご法話に続いて唱和した「私たちのちかい」の中でも述べられていましたね。
一、自分だけを大事にすることなく
人と喜びや悲しみを分かち合います
慈悲に満ちみちた仏さまのように
毎月の謝恩行事は、コロナ禍以後放送で行っていますが、今日のように講堂に集まり仏様を前にすると、気持ちが引き締まり、背筋も伸びたのではないでしょうか。仏さまに手を合わせ、ご法話をいただき自らを省みる。北陸高校での仏教の学びを、これからも大事にしていってください。