北陸diary

新弓道場、完成!

1月17日(日)、このほど完成した新弓道場において弓道部の初練習が行われました。新弓道場は以前と同じグラウンド北東角に建設され、旧弓道場は木造でしたが今度は鉄骨平屋づくり。耐震、耐火はもちろんさまざまな観点から安全対策が強化されました。正規の射手間隔で8個の的をかけて同時に競技をすることができます。3人立ち3射場や5人立ち2射場での運用も可能です。


射場の間口は16m

防矢ネットがつきました

白木の床で射場は明るいイメージ

気持ちよさそうに矢を飛ばします

お正月の恒例、扇的チャレンジ!

ミーティングで「感謝」の気持ちを再確認しました

以前の弓道場は、2017年12月深夜の出火で全焼してしまいましたが、全国からの支援の輪が予想を遥かに超えて広がり、善意の弓や矢などが多数寄せられ弓道部として活動を継続することができました。

本校弓道部は1963(昭和38)年に創部。1999(平成11)年からは全国インターハイ12年連続出場・全国選抜大会13年連続出場など強豪として名を馳せてきましたが、何といってもその名が広く知られるようになったのは2001年から約20年間にわたって継続開催してきた「ユニセフチャリティー弓道大会」の取り組みによるものです。弓道を通して世界の子どもたちに貢献しようというこの取り組みは、2015(平成27)年全国高体連研究大会「部活動の活性化」優秀賞受賞、2016(平成28)年善行青少年団体・福井県知事表彰など多くの顕彰を受けています。

何としてでも復活してもらいたいとの声に応えるべく、全国から寄せられた弓具を使って福井県立武道館を練習場所として活動を再開しました。この間、不自由な練習環境ながら2018(平成30)年には全国インターハイへ男女個人1名ずつが出場。同年福井国体には男子1名女子2名の代表選手を輩出。2020年(令和2年)には全国選抜大会へ男子個人1名、女子団体が出場を果たし、新道場建設への機運を盛り上げてきました。

完成した新弓道場の備品も卒業生からの寄贈で整備されました。細かい物から大きな物まで弓道部OBOGの皆さま、誠にありがとうございます。


部旗「明弓・自助・感謝」

矢箱

的中記録黒板

弓立て


今日から再スタート。「感謝」の2文字を私たちは決して忘れません。



新しい歴史がここから始まります。頑張れ、北陸高校弓道部。Be Strong!