3年生臨時休業中の課題
こんにちは。3年生の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。思わぬ休業に戸惑っていることと思います。この期間中に取り組むべき課題が、各教科の先生方から出揃いましたので、お知らせします。自分のクラスのファイルを見て取り組んで下さい。
一方で、こんな言葉を紹介して下さった先生がいます。
「飢えた人に魚を与えれば一日の飢えから救うことができる。代わりに魚の釣り方を教えれば一生の飢えから救うことができる(老子)」
学校が生徒に教えるべきは魚の釣り方(生徒自らが学ぶ方法)であって、今日一日の魚(教師が与える今日一日分の課題)ではないということでしょうか。実は、私たち教員は日頃からこの問題を常に意識して教壇に立っています。学校はヒントを与える場であって、答えを与える場ではないと。
生徒の皆さんにしてみれば、次から次へと先生が課題を出して、生徒である自分はそれをこなすことで精一杯だと思っているかも知れません。でもそれは、学びのスタート地点に立つだけのことであって、君が目指すべき「知の領域」はその先にはるかに広がっています。
まずは提示された課題に取り組み、それをヒントにさらに学びを深めていって下さい。授業がない、部活もない、外出もだめ、勉強でもしないとすることがなくて困る。それは主体的・自律的な勉強をする上では理想的な環境と言えるのではないでしょうか。かつて、こんな贅沢な時間をこれだけたくさん持てた高校生はいませんでした。自分が置かれた環境を逆境と捉えるか、チャンスと捉えるかは、君しだいです。
学校再開後、一回りも二回りも大きく成長した君たちに出会えることを楽しみにしています。