北陸diary

県かきぞめ競書大会・県教育委員会賞

第84回福井県かきぞめ競書大会において、山本朋香さん(普通科2年5組)が「県教育委員会賞」に輝きました。おめでとうございます!作品は、2月22日(土)付福井新聞の紙上展で見ることができます。是非、ご覧下さい。

山本さんの入賞作品は、さまざまな意匠を含む美しいかな文字で書かれていますので、書道の先生に解説していただきました。「ゆ徒りハや くちに布くみて ふて盤しめ」と書いてあるそうです。すべてひらがなにすると、「ゆづりはや くちにふくみて ふではじめ」。松尾芭蕉の弟子の中でも筆頭格とされる宝井(榎本)其角の句だそうです。

※ ゆづりは・・・正月の季語。ユズリハは常緑の高木で正月飾りにも使われる。若葉が出ると前年の葉が譲るように落ちることから代々続く縁起物とされる。

解説していただくと、なるほどかきぞめにふさわしい内容ですね。状況を頭に描きながら鑑賞すると、また味わいが深くなります。

山本さんは書道部の部長として先日のミニ文化祭で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。来年の全国総文・高知大会にも出場が決まっています。今後の益々の活躍を期待します!