アフリカの若者と世界の貧困を語る
JICA(国際協力機構)およびJICE(日本国際協力センター)の「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ夏期インターンシップ」によってアフリカ各地から日本の大学に派遣された大学院生と、日本の高校生が世界の貧困問題を議論し解決策を提案しようという意欲的なプログラム「グローバル・マインドセット・ブートキャンプ」が8月1日(木)~3日(土)の3日間、本校を会場にスタートしました。
アフリカからお出でいただいたのは、ガンビア人のダイアナさんとベナン人のニコルさんのお二人の女性。それにファシリテーターとして、イマージョン授業を担当している藤田先生、昨年まで北陸中学校教頭だった伊藤先生、さらにロシア出身の男性と香港出身の女性がお出で下さいました。
参加生徒は北陸高校から4名、武生高校から1名の計5名。生徒よりも指導役が多いのでマンツーマンで話す時間が長いという贅沢なプログラムとなりました。
国名を書いたカードを世界地図の該当する場所に置いていきます。ヨーロッパでも怪しいのに、南米やアフリカはなかなかの難問。。。一応アフリカ大陸の中には置いてはみるものの、アフリカ出身のお二人にはすぐに位置を直されてしまいます。
留学生からそれぞれのお国柄や現状を聞いた後、伊藤先生がプレゼンテーションをして下さいました。アフリカの少女が水くみの際に頭に乗せて運ぶという20kgの水を、一人ひとり実際に頭に乗せてみました。持つだけで大変なのに、これを毎日運ぶなんて!
自分たちが「当たり前」と思っていることが、実は「当たり前」ではないということは、理屈ではわかっていても実際に体験すると本当に驚きます。
ディスカッションをしながら、考えたことを各自PCでまとめていきます。最後はこれを使ってプレゼンです。
今日のまとめでは、マインドセット(先入観による思い込み)を変えることや、教育の機会の保証について、問題提起してくれた人が多かったように思います。人数が少なくてあっという間に打ち解けることができたので、明日明後日はさらに議論が加速することでしょう。外は暑いですが、がんばれ!
「誰かの心に寄り添い、支えになれる。そんな本当の強さを、ここで手に入れよう」Be Strong!