北陸diary

宗祖降誕会・開校記念日

親鸞聖人のみ教えを建学の精神とする本校は、親鸞聖人がお生まれになった5月21日に降誕会の行事を行い、この日を開校記念日としています。


献華

献灯

献香

讃仏偈

ご法話

ご講師には上野隆平さま(本願寺派宗学院研究員)をお迎えし、ご法話をいただきました。

兄弟でお釈迦さまの弟子となったマハーパンタカとチューラパンタカのお話しです。 生まれつき頭が良い兄に対して、弟のチューラパンタカは自分の名前も覚えられない程愚かでとても仏教の教えを学ぶことはできないと思われました。そんなチューラパンタカに対してもお釈迦さまは決してお見捨てにはならず、彼にもできることを1つだけするようにおっしゃいました。これを一心に実践したチューラパンタカは、ついに仏さまの大切な教えに気づきます。

仏教の教えは昔から伝わっているので古いお話しのように思えるかも知れませんが、よく聞くと現代に生きる私たちにとっても大切なことに気づかせていただけます。本校は1880年に創立され、今年が140年目という節目の年を迎えました。親鸞さまのお誕生日である降誕会に、今一度建学の精神を心に刻みたいと思います。