北陸diary

謝恩行事

親鸞聖人のみ教えを建学の精神とする本校では、聖人のご命日にあたる16日に全校生徒が講堂に集まって、まわりへの感謝の思いを確認する集いを行っています。今月は16日が週休日ということで、1日繰り上げての実施になりました。

ご法話は竹田理事長にいただきました。お話しは、インドの王様・シビ王のもとにタカに追われたハトが助けを求めて飛び込むという、有名な仏教のお話しでした。命の重さは、どんな生きものであっても、一つであることに変わりありません。本校では修学旅行など食事を伴う行事の前に、「食前のことば」を唱えます。

「多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。」
「深くご恩を喜び、ありがたくいただきます」

そうやって生きている私という存在も、受精という生物現象をよくよく考えれば、奇跡的な出会いの産物として生まれてきます。今日のご縁を機会に、「いのち」というものについてあらためて考えてみましょう。