強くあれ
〜もっと強い自分へ。挑み続ける北陸のstrongerたち。〜
vol.61憧れの北陸高校吹奏楽部で、
みんなが笑顔になる演奏を。

普通科特別進学コース
スーパー特進クラス3年

塩村 晏生

普通科特別進学コース
スーパー特進クラス3年

塩村 晏生

PROFILE
至民中学校出出身。吹奏楽部所属。吹奏楽部の部長として多くの部員を牽引し、全日本吹奏楽コンクール出場を目指す。令和6年度卒業式では、在校生総代として送辞を述べた。勉強と部活動を高いレベルで両立している。

—北陸高校に入学を希望された理由を教えてください。
入学した理由は、吹奏楽部です。私は中学1年生の頃に吹奏楽部でフルートを始めたのですが、そこで北陸高校吹奏楽部と合同練習をさせていただいたとき、演奏してくださった曲の迫力や一緒に練習しているときの仲間同志の信頼感に憧れ、ここに入りたいと思いました。

—実際に入部されてどうでしたか。
入部したときはちょうど野球部が甲子園に出場した年で、吹奏楽部が応援の演奏をしました。甲子園の応援席で演奏すること自体すごい貴重な経験でしたし、野球部への「頑張れ!」という情熱が演奏と直結していることを感じられて、そこから私も先輩たちみたいに熱い人になろうと思いました。

—北陸吹奏楽部はどんな雰囲気ですか
北陸中学校の部員も合わせて130名程いて、大人数ですが、とにかくやさしくていい人たちばかりです。誰かが何かしているときに一緒に盛り上がることが得意で、先輩後輩の壁もあまりなく、学年が違ってもいろいろ相談したり一緒に帰ったりしているのを見て、すごく温かい部だなと思います。

—普段の練習はどのように取り組んでいますか。
130名全員で集まって練習するのは難しいのと、定番曲は振付のある曲が多いので、スペースを確保するためにも人数を半分にして各教室でパートごとに練習しています。副部長とはコンクールやイベントに向け、演奏する曲やこれから取り組むことについてよく話し合いをしています。

—部長として意識していることはありますか。
部活に対する姿勢などいろんなタイプの人がいるので、一人ひとりをしっかり見て、その人が頑張れるように臨機応変な対応を意識しています。大人数をまとめるのは大変ですが、顧問の先生や4人の副部長をはじめ、3年生の部員もやさしく、みんなに支えてもらっているなと思っています。

—吹奏楽部で一番楽しいときを教えてください。
北陸高校の吹奏楽部はクラシックもポップスも演奏するんですけど、クラシックだと演奏後に「きれいな音だった」と言われるとすごいうれしいし、演奏しながら踊ったり歌ったりするポップスのときは「すごく盛り上がったね」と言ってもらえるとうれしいです。一番楽しいのは、お客さんが楽しんでいる笑顔を見れたときですね。

—現在の目標を教えてください。
7月下旬から始まる全日本吹奏楽コンクールに向けて練習を頑張っています。今年の目標は北陸大会金賞、全国大会出場です。吹奏楽部は部員数が多く、オーディションで選抜メンバーに選ばれた人がコンクールの舞台に立つことができます。みんなどうしてもその舞台に立ちたいから一生懸命に練習するので、いい緊張感があるなと感じています。

—オーディションに向けて、どう取り組んでいますか。
1年生のときは実力が足りなくて残念ながら選抜入りできなかったんですけど、2年生でオーディションに合格しました。初めて舞台に立てた全日本吹奏楽コンクールの予選では、思っていたより落ち着いて楽しめました。今は、特に部長をしているからこそというのもあるんですけど、やっぱり部員たちも技術のない人にはついていきたくないだろうなと思うから、部活の後に一人で個人練習をしたりしています。

—勉強と部活動の両立は、どのようにされていますか。
部活動中は部活動に集中し、授業中はどれだけしんどくても授業に集中するようにしています。それと、電車の移動時間を使って単語を憶えるなど、時間をうまく使うようにしています。メリハリをつけた切り替えを意識していて、部活動では部員の顔を見たらスイッチが入ります。そうした切り替えができるようになったのは、すごい成長かなと自分でも感じています。

—3月の卒業式では、在校生総代として送辞を述べたそうですね。
先輩方の親御さんなどたくさんの方に注目されるなか、話すのは本当に緊張しました。でも、吹奏楽部をはじめ、先輩方が作ってきてくださった北陸高校の活気ある雰囲気に私も元気をもらえたので、とにかく「ありがとう」という感謝の気持ちを述べました。人前で話すときは早口になってしまうので、そうならないよう意識したんですが、先輩に「話が上手だね」って言われて素直にうれしかったです。

—クラスの雰囲気や友達との交流はどうですか。
文系のスーパー特進クラスは勉強をがっちり頑張ろうみたいな感じなんですけど、イベントごとになるとみんなで楽しむっていうところがあります。みんな多彩な知識を持っているから、普段の会話の中でもいろんな言葉がポンポンでてきておもしろいですね。

—忙しい日々だと思いますが、息抜きはどうしていますか。
フルートを吹くことが好きだから、休日はよくフルートを吹きます。それと、私は話すことが好きなので学校の休み時間や勉強で行き詰まったときに友達と話すことが息抜きになっています。

—将来の夢や、これからの目標を教えてください。
私の夢は心理学の道に進み、カウンセラーになることです。中学でつらかったとき、スクールカウンセラーの先生が話を聞いてくれて楽になったし、その後も定期的に話しかけてくださったことが支えになりました。私もそんな人になりたいと思い、大学で心理学を学びたいと考えています。

—あなたが感じる北陸高校の魅力を教えてください。
生徒一人ひとりの個性が強く、いろんな人と関われる機会があるところです。勉強も部活動もみんなそれぞれ自分のやりたいことをもっていて、ラーニングコモンズではみんなが自習に集中していたり、グラウンドをみると野球部が練習を頑張っている姿があって。そういう風景が自分にとっても刺激になり、吸収できるところがあります。

—未来の後輩にメッセージをお願いします。
北陸高校に入学して絶対に後悔はしないと思います。みんなが目の前のことに集中できるような環境作りが本当に素晴らしいし、部活動も同好会もたくさん種類があって幅広い選択肢があるので、ぜひ自分のやりたいことを見つけてください。

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