強くあれ
〜もっと強い自分へ。挑み続ける北陸のstrongerたち。〜
vol.51お互いに高めあえる環境で、
聴く人が感動する演奏を。

普通科特別進学コース
スーパー特進クラス3年

廣田 真佳

普通科特別進学コース
スーパー特進クラス3年

廣田 真佳

PROFILE
勝山南部中学校出身。吹奏楽部部長。第46回全日本アンサンブルコンテスト銀賞受賞。1年次にエンパワメントプログラムに参加。成績優秀で、学校表彰を多数受けている。昨年度のオンライン学校説明会では、コース代表として登場した。大学では国際関係学を専攻したいと考えている。

—北陸高校の吹奏楽部に入られた理由を教えてください。
中学校で吹奏楽部に入部し、高校でも続けたいと思っていました。北陸高校のオープンスクールで吹奏楽部の演奏を見て、人数も多く、楽しく活動している印象だったので、私もここで吹奏楽をやりたくて入りました。

—北陸高校吹奏楽部の雰囲気について教えてください。
今部員が110人位で、いろんな人がいるんですけど、すごく仲が良いです。「隣の人の音を聞く」ことを大事にしていて、先輩・後輩関係なく楽器を吹いている時に意見交換する時間があり、後輩からでも先輩に「こうした方がいい」って言えたり、学年を越えて刺激し合える環境だと思います。

—吹奏楽部の活動について教えてください。
オープンスクールや北紫祭、図書館ライブ、地域でのイベントなどけっこうコンスタントにあり、そこに向けていろんな曲を仕上げたりしています。
イベントは歌って、笑って、踊ってという感じで楽しく演奏していますが、コンクールの方は自分たちの演奏が点数になって出るのでプレッシャーがすごいです。

—コンクールに向けては、どのような練習をしていますか。
コンクールはどれだけ音やリズムが合っているかや、表現力が大事になってくるので、毎日欠かさず基礎合奏をするようにしています。また、楽器ごとのパートリーダーや演奏面をまとめるパートトレーナーがいて、その人たちとミーティングの時に話をするようにしています。

—部長として、意識して取り組んでいることを教えてください。
部員とコミュニケーションをとることを意識していますね。100人以上いると毎日全員と話すのは難しいですけど、誰とも話したことがない状況は部をまとめる立場としてどうかなと思うので、日々部員と話をするようにしています。

—全日本アンサンブルコンテストは北陸代表で銀賞を受賞されましたね。
正直、北陸大会の演奏でミスがあって、演奏後は「もうダメだ」って感じでした。でも、結果としては評価していただき、全国大会への出場が決まりました。
自分たちで「ここはどういう表現にしよう」って何度も考えながら、お客さんに伝わるように細かく細かく音楽作りをしてきたので、ミスが目立ってダメだったとかじゃなくて、今まで作ってきた音楽を評価してもらえたのかなと思ってすごくうれしかったです。

—北陸代表として出場されて、どうでしたか。
私は初めての全国大会だったのでビビりまくっていたんですけど、「自分たちが一番上手だと信じて演奏しよう」と思って、精一杯演奏しました。本番の演奏が終わったときは、達成感でいっぱいでした。

—吹奏楽部の楽しさや醍醐味を教えてください。
練習は大変だし、意見のぶつかり合いで悩むこともあるけど、いざステージに立つと、コンクール本番は達成感があるし、イベントでお客さんから拍手や笑顔をいただくと、すごくやりがいを感じます。コンクールで勝つことも大事ですけど、お客さんの心に響くような感動する演奏を目指したいです。

—吹奏楽部の活動を通して、成長したと感じるところを教えてください。
めっちゃ成長してるなとは思うんですよね。人に何かを伝える時、全員が納得することはなかなか難しいとは思うんですけど、ほぼ毎日、人前で話す機会があるので、なるべく論理的に理由を整理し、みんなが理解してくれるような言葉で話すことを意識していて、それは自分の身になってるかなって思います。

—吹奏楽部が目指している演奏について教えてください。
目標は、聴いてくれる人に、感動を与えられる演奏をすることです。9月中旬の定期演奏会が私は最後になりますが、引退する時にみんなから「この部長でよかった」って言ってもらえるような部長になるのはひとつの目標としてあります。自分的にも「やってよかった、成長できた」ってしっかり思えたらいいなと思って活動しています。

—クラスの雰囲気について教えてください。
もう本当にすごくいい人たちばっかりです。入学当時は、スーパー特進クラスは勉強ばっかりなのかなって思ってたんですけど、クラスには運動部でインターハイに出る人がいたり、課外活動で自分で企画してイベントをしたり、文化部で部長として活躍したり、勉強以外の面でも頑張ってる人がいっぱいいて刺激的です。みんなで高め合えるので、すごく良い環境にいるなって思います。

—学校表彰を受けていますが、勉強と部活の両立はどうされていますか。
電車通学で、移動時間が往復2時間ほどあるので、そこは勉強に使える良い時間だなと思っています。あと、放課後に統一テストがあることも大きいです。私はテストがないと勉強できない人なので、統一テストに向けて毎日勉強するのは大変なんですけど、それがちゃんと身になってるなっていうのは感じてます。

—勉強はひとりでやる方ですか、みんなでやる方ですか。
放課後に、友達と教室で勉強することもあるんですけど、ついしゃべっちゃうのでそこでは全然できなくて(苦笑)。ラーニングコモンズに行ったり、けっきょく家に帰って1人追い詰められてやるみたいな感じです。わからないことは友達に聞くと、みんなやさしくて、なんでも教えてくれます。先生にはあまり聞きに行かない方なんですが、質問するとすごく親身に教えてくださると思います。

—昨年度のオンライン学校説明会で、コース代表として登場されたそうですね。
説明会では、北陸高校は勉強だけじゃなく、部活とか社会活動とか刺激的な取り組みができるという話をしました。目の前のカメラの先で何千人が見ているんだなと思ったらけっこう緊張しましたけど、同じ吹奏楽部の商業科の子と一緒に出たので、対談みたいな感じで楽しくできました。

—希望進路は、もう決めていますか。
東京の大学で、国際関係を専攻したいと思っています。国籍の違いによる偏見などをちょっとでも助けられるようになるため、今、世界でどういうことが起きてるのかを知る必要があると考えたからです。将来の夢はまだ漠然としていますが、親や先生には「世界を救います」って言っています(笑)。

—グローバルな将来像を意識するようになったきっかけを教えてください。
1年生で参加したエンパワメントプログラムで、外国の方とディスカッションしたのがきっかけです。自分の英語力を向上させたいことと、普段外国の方とお話しする機会がないので飛び込んでみようという気持ちで参加しました。初めて話す国籍の方々といろんな話をする中で、やっぱり国籍や人種だけで決めちゃうのは絶対いけないなと感じて、世界がもっとひとつになれるようなことをやりたいと思うようになりました。

—未来の後輩たちに、メッセージをお願いします。
北陸高校は生徒数が多く、クラスで何十人、部活動だと100人以上の人と関われるなど、人との出会いがたくさんあります。勉強や部活、課外活動とかを頑張ってる人がいっぱいいる刺激的な環境で、自分の限界をどんどん上に押しあげられている感じも、自分としてはいいなと思います。若いうちは失敗しても全部いい経験になると思うので、何事にもチャレンジしていってほしいです。

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