強くあれ
〜もっと強い自分へ。挑み続ける北陸のstrongerたち。〜
vol.47周囲への感謝の気持ちを忘れず
一直線に、一生懸命に。

商業科
情報処理コース3年

鈴木 冴月

商業科
情報処理コース3年

鈴木 冴月

PROFILE
福井大学教育学部附属義務教育学校出身。弓道部女子主将。コロナ禍を乗り越え、新しく完成した弓道場で練習に励み、昨年12月の全国高校選抜大会で団体3位入賞に貢献。情報処理など各種資格試験に挑戦し、卒業後は、四年制大学への進学を志望している。

—昨年12月の全国大会で女子団体3位、おめでとうございます。
ありがとうございます。3位になった時は全然実感がなかったんですけど、今までいろんな人の支えがあったからこそなので、私たちからすると「ありがとうございました」という感謝の気持ちが大きいです。せっかくなら優勝したかったんですけど、3位になって少しでも恩返しができたかなって思います。

—大会で一番印象に残っていることを教えてください。
私は全国大会で調子が悪く、最後の試合とかはメンタルがボロボロだったので、本当に仲間に助けられたという感じです。前日の個人戦は予選敗退でとても悔しく、次の日の団体が不安でずっと泣いてたんですけど、そんなときも仲間が「絶対、大丈夫。支えるから」って言ってくれて本当にありがたかったです。

—チームのみんなで乗り越えていかれたのですね。
団体メンバーは、最強だったと思います。私の前も後ろも本当に上手なので、全然不安なく弓をひくことができました。そもそもメンバーに選ばれる前から仲のいい4人で、何も不安はなかったです。団体戦は個人戦とは違って、やっぱり仲間がいるから、「仲間のためにあてよう」という気持ちの方が自分的には的にあたる気がします。

—北陸高校の弓道部は、どんな雰囲気の部活動ですか。
弓道部は人数が本当に多くて、高校生だけで100人弱いて、中学生も合わせると120人くらいいます。みんなの心の中で「感謝」っていうのを特に意識してやっています。5年前に弓道場が火事になって、全国から弓や矢を寄付していただいたり、いろんな方に支援していただいたりしたことで弓道場を新しく建て直すことができたので、「感謝」っていうのは絶対忘れないようにしています。

—昨年1月に新しい弓道場ができるまで、練習は大変だったのではないですか。
入学した当初は、放課後の練習は駐車場で、週に1回だけ県立武道館で弓をひくことができるみたいな感じで、人数も多いので本当に大変でした。家ではゴム弓っていう練習用の道具を使ったり、何も持たないで頭の中で弓をひくイメージトレーニングを繰り返していました。

—新しい弓道場が完成していかがですか。
1年生の1月から新しい弓道場を使えるようになって、きれいだし、大きいし、ちゃんと弓を引いて練習できることが本当にうれしかったです。矢を飛ばす数を矢数っていうんですけど、やっぱりいっぱい練習すると気づきもたくさんあるので、実際に矢数をかけられるようになったのはすごくいいと思います。

—練習のなかで、力を入れていることはなんですか。
弓道部内で「競射」というのがあります。土日の時間がある時に行うのですが、的にあたった本数で部内のランキングが作られ、上位の人から大会に出ることができるんです。
日々の放課後の時間は、その競射に向け、何ができるかを考えて練習を頑張ります。競射では袴を着て本番さながらに弓をひくんですが、他の人の成績を気にしたり、自分もあてなきゃって考えてしまうと上手くいかないことが多いので、技術面だけでなくメンタル面も鍛えられているなと思います。

—弓道部女子主将として、特に意識していることはありますか。
2年生で学年主将を務めた時はみんなにアドバイスをしていたんですが、今は遠くから全体を見守りながら、なるべく全員に声をかけるよう意識しています。自分もあたらなかった時にみんなから声をかけてもらったことがあり、自分がやってもらってうれしかったことをしてあげられるよう意識しています。

—人数が多い部員をまとめるのは大変ではないですか。
副主将をしていた中学校のバレー部は、部員が少なかったので意外と意見が合ったんですが、弓道部は人数がすごく多いので、思っていることが違ってぶつかったり、文句をいわれたりすることも多いですね(苦笑)。なるべくいろんな意見を聞いて、部活をより良くできるようにといつも考えています。

—部員とのコミュニケーションについて教えてください。
北陸高校の弓道部は、先生が生徒に教えるんじゃなく、先輩が後輩に教える師弟制度を代々受け継いでいて、それがすごく素敵だなと思います。弟子は本当にかわいくて、中学生は体がまだできあがってないので安全第一で教えてあげて、高校生になってから技術を教えてあげるという感じです。後輩に教えることによって、自分自身にもその言葉や内容が返ってくることも大きいです。

—目指している弓道の理想形があれば教えてください。
誰から見ても美しく、という目標があります。誰が見ても美しいということは、その分めちゃくちゃ上手いっていうことなので、そこを目指していくと的中も出るようになるのかなと思います。インターハイ予選になると強い学校ばかりなので、強豪校の方からも北陸高校は型がきれいだといわれるよう頑張っています。

—そもそも弓道部に入った理由を教えてください。
中学の頃にしていたバレーボールはクラブチームで続ければいいと思って、最初はオープンスクールで印象的だった吹奏楽部がいいなと思っていたんです。でも、やっぱり体を動かすのが好きで、弓道部に見学に行ってみたら先輩方がすごくやさしくて、この人たちに教えてもらったら絶対に上手くなれると思い入部しました。自分はできないところを人に見せるのが嫌なところがあるから、本当ならやったことのないスポーツは絶対やりたくなかったんですけど、これはもう先輩マジックです(笑)。

—部活と勉強の両立には、どのように取り組んでいますか。
朝早く起きて勉強しているのは、みんなと違うところかなと思います。部活後に帰宅すると20時半頃になるので、なるべく夜はすぐに寝て、朝5時に起きて勉強しています。以前は部活の朝練があったんですがコロナ禍でなくなったので、早朝を勉強の時間にしています。弓道の大会も朝が早く、眠いことを理由に負けられないので、朝早く起きることは弓道にもつながっています。早起きは得意だし、気持ちを切り替えて学校に行けるので授業にも集中できるし、いいなと思っています。

—北陸高校の情報処理コースを選んだ理由を教えてください。
中学の時の探究プロジェクトで、情報収集や分析をして問題解決するのがすごく好きだったんです。そこで情報処理っておもしろそうだなって思ったのが、理由のひとつ。もうひとつは、北陸高校は生徒数が多いので、いろんな人と話をして自分の視野を広げ、将来に生かせるようにと考えたからです。

—情報処理コースの学びや、先生との関係を教えてください。
資格の勉強は1級取得までの段階になっているので、専門的で難しいです。わからないところをみんなに教えてもらったり、逆に教えたりすることで自分にも入ってきたりします。先生に質問に行くこともあるんですが、北陸高校の先生はみんなフレンドリーで、友達と話をしている感じなので、恥ずかしがらずに「わかりません」と聞くことができ、すぐに問題を解決できるのがすごくいいなと思います。

—クラスの雰囲気と友達との交流について教えてください。
クラスはみんな個性的で、ずっと笑ってる感じです。3年間一緒のクラスなので、直接話しをすることが少ないクラスメイトのことも、ある程度わかります。球技大会とかだと、自分が出る出ないは関係なく、一致団結して「頑張れーっ!」ってなります。弓道部の応援もしてくれて、大会で早退する時はみんな「頑張ってね」って言ってくれて、「うちのクラス、雰囲気いいな〜」って思います。

—あなたが感じる北陸高校の魅力を教えてください。
やっぱり人数が多いので、視野を広げられたのが一番です。人数が多い分個性もたくさんあって、そんな考え方もあるんだって知ることができるし、「Be Strong」っていう感じで「強くあれ」を実践してる人がいっぱいいて、みんなすごいなって思います。

—北陸高校の3年間を振り返って、自分が成長したと感じることを教えてください。
メンタル面はだいぶ強くなりました。私はすごく泣き虫で、2年生のこの時期は的にあたらなくて泣いてばかりだったのですが、今はちょっとしたことでは泣かないようになったのはかなりの成長だと思います。

—進学先や、将来の目標について教えてください。
商品開発の仕事をしたいと思っているので、商業系や経済、経営の方の大学にいけたらと思っています。吹奏楽部もずっと気になっていたので、大学では楽器を演奏できるサークルや、バンドでギターとかもやってみたいです。

—これから入学を考えている未来の後輩にメッセージをお願いします。
将来を気にする人が多いと思うんですけど、考えてやめるんだったら、考えてやった方が必ず成長できると思います。自分は「一直線に、何でも一生懸命」が人生のテーマで、一生懸命頑張れば、失敗しても努力した分は将来の自分につながると思っています。みなさんも頑張ってください。

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