北陸diary

1年イマージョン授業

今年度から、1年生のスーパー特進クラス(普通科13組、14組)と内進クラス(普通科15組)において、イマージョン授業を週1回実施しています。イマージョン(Immersion)とは「浸る」という意味。オールイングリッシュで、英語に浸りながら、論理的思考力、批判的な考え方を身につけていきます。

9月13日(木)、このイマージョンの公開授業が行われました。教科を超えて多くの先生方が見守る中、今日のテーマは「SDGs」。最近よく聞くSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)のことですね。

ラーニングコモンズを会場に、グループ学習形式で進められました。お題は、
"Should developed countries stop devoloping countries' pollution on climate change? "

まず、YES or NOのどちらの立場に立つかを決め、その理由(reason)と証拠(evidence)を示しながら、議論を進めていきます。


世界を変える17の国際目標

この問いにYESかNOか

予習プリントを見ながら自分の意見を確認

YES or NO グループの意見を決めます

私の意見は・・・

一人ひとり意見を述べて議論、議論・・・

各グループのプレゼンは、YESの立場が多かったようです。「地球環境を守るためには、発展途上国の"汚染"にSTOPを求めるべきだ」「先進国は発展途上国に対し、環境を守るための技術供与や教育に力を入れるべきだ」など。一方で、NOの立場のグループも複数ありました。「大量の汚染物質を放出しているのは先進国であり、先進国こそが責任を負うべきである」「先進国は自分たちの"汚染"によって経済的利益を受けてきた。どの国も対等である。他の国に何かを強制することはできない」など。

立場を変えてみると、物の見方も変わります。一つだけの「正しさ」はあるのでしょうか。イマージョン授業が目指すCritical thinkingが生徒たちの間に根付くと、彼らの思考の幅や深さはずいぶん広がるはずだ、と今日の公開授業で実感することができました。

英語で考え、英語で議論し、英語で発表する。ハードルは高いですが、頑張れ、1年生!Be Strong!