もっと強い自分へ。挑み続ける北陸のstrongerたち。
vol.18 自分の世界観が変わり、
積極的に行動するように。

普通科特別進学コース
スーパー特進クラス2年

河口 岳志

普通科特別進学コース
スーパー特進クラス2年

河口 岳志

PROFILE
坂井中学校出身。高校1年生のときエンパワメント・プログラムに参加し、2年生でグローバルチャレンジ・プログラムに参加する。ケガをした経験から、将来は地域医療に関わる仕事に就きたいと考えるようになり、医療系の大学・学部への進学を目指している。

—グローバルチャレンジ・プログラム(以下GCP)に参加されてどうでしたか。
自分の世界観が変わる、とても良い経験になりました。アメリカはいろんな人種の人がいて、人によって考え方が違うので、さまざまな意見が聞けます。自分の考えと違うこともあるのですが、それもひとつの考えとして捉え、共感したところは自分も同じだというように受けとめています。

—GCPに参加したきっかけを教えてください。
海外短期留学の経験がある2歳年上の兄からすすめられたことと、親から「一度海外に行った方が良い」と言われたのがきっかけです。最初はあまり海外に関心はなかったのですが、兄から「言語が違う相手に、自分の気持ちや考えを話して、少しでも伝わったときの達成感やうれしさが良かった」という話や体験談を聞いているうちに少しずつ興味が出始め、自分も行ってみたいと思うようになりました。

—GCPに参加するにあたり、自分の中で何か目標をたてましたか。
日本でも他人と話すのが得意ではなかったので、海外で初対面の相手とうまく会話が続けられるよう、コミュニケーション能力が少しでも上達できればいいなと思っていました。人との交流は苦手な方だったのですが、現地の人はとても積極的なので、だいぶ慣れました。

—今回のGCPの参加メンバーは、全部で何人でしたか。
全部で8人で、そのうち男子が7人です。全員クラスが違うので最初は緊張していましたが、現地で打ち解けて、今は仲の良い友達になりました。

—GCPでの1日のスケジュールを教えてください。
朝9時から12時まではモーニングセッションで、グループディスカッションをします。午後からは、マサチューセッツ工科大学(MIT)やハーバード大学の大学見学や、ボストン市内観光などがあり、夜はホームステイ先でアメリカの一般家庭の生活を体験しました。
アメリカは近代都市のイメージだったのですが、ボストンはレンガ造りの古い建物が多く、歴史を感じる街でした。

—現地の学生と話して、どんなことを感じましたか。
現地の学生は、入学した動機や志望理由がしっかりしていて、自分も見習いたいなと思いました。質問会があり、大学のカリキュラムについて質問したのですが、ハーバード大学は、最初は教養学部に入って、それから理系と文系のどちらでも自分の好きな学部を選択できるらしく、それはいいなと思いました。
あと、自分は数学が好きなので、MITの研究室に行ったときは、いろんな数式を見て興奮しましたね(笑)。

—GCPでの英語プレゼンでは、どんな内容を話しましたか。
将来、自分はどういう人になりたいか、という話をしました。コミュニケーションが苦手なのですが、社会に出ると必要になってくるものなので、今のうちに身に付けていきたい。そのために、積極的に話をし、相手の話をしっかり聞いて、理解して、うまく受け答えができるように目指していることを話しました。発表はけっこう辛かったんですけど、そのなかでも達成感があったので、やってきてよかったです。

—ホストファミリーとの交流はどうでしたか。
僕が滞在したのは、父親、母親、娘2人の家庭で、そのうち1人のお嬢さんは家を出て暮らしていました。本格的なホームステイは初めてで、朝食を自分で作ったり、身の回りのことをしたり、なんでも自分でしないといけない。朝食のエッグマフィンは最初は失敗したんですが、ホームステイ先の父親に作り方を教えてもらってからは、うまくできるようになりました。今では、得意料理になったかな(笑)。あんまりホームシックにはなりませんでしたね。

—ホームステイで特に印象的だったことは?
向こうはちょうどサマータイムで、太陽が夜9時頃まで落ちないので、夜の8時頃から近くの公園へピクニックに行くのは驚きでした。晩ごはんを持ってでかけるのですが、他にもたくさん人がいました。
それと、ホームステイ先のお嬢さんはハーバード大出身で、アメリカの生活について話を聞いたりしました。父親が言ったアメリカンジョークの意味が分からなくて、それを説明してもらったこともあります(笑)。いろんな話をして、受け答えもだんだん慣れていきました。

—ボストンの市内観光では、どこにいきましたか。
2グループに分かれて、グループで行きたいコースを決めて行動しました。ニューベリー・ストリートというボストンで一番大きな通りに行ったり、街なか散策をしたり、マーケットでお土産を買ったり。それと、各グループに付いてくれた現地のコーディネーターの人に行きたいところを言って、連れて行ってもらいました。僕は中学までバスケットをしていたので、現地のバスケットボールチームのホームスタジアムに行ったんですが、そのときは興奮しました。高校では受験に集中するためバスケはしていないんですが、すごく貴重な体験でした。

—エンパワメント・プログラムにも参加し、準備を重ねての初海外はどうでしたか。
初めての海外で、最初は英語でずっと話すので辛かったんですけど、日に日に相手の言っていることが分かってきて、英語で話す楽しさを感じられるようになったのが良かったです。当初は、あんまり自分からジェスチャーとか出なかったんだけど、相手に伝えようとすると自然と出てくるようになりました。
学校の授業だけではスピーキング力をつけることって難しいのですが、とにかくひたすら英語で話すことの大事さをGCPで改めて感じました。

—GCPに参加して、自身の変化を感じることはありますか。
「とりあえずやってみよう」と、より積極的にものごとに参加することが多くなりました。アメリカの人たちは、自分から積極的に行動する人が多く、それが良いなと思ったんです。苦手の克服という意味でも、海外での経験は効果があり、自分でも達成感を感じることができました。
それと、実際に現地の生活を体験してみると海外の良さがよくわかり、これまであまり関心がなかった海外への留学も、可能性として自分の選択肢のひとつに入りました。

—家族にも、アメリカでの経験を話しましたか。
自分が経験したことは、けっこう話しましたね。兄は海外でホームステイじゃなく寮生活だったので、「ホームステイは良いなぁ」と言っていました。両親は、「1回海外に行くことで、世界が近く感じるのは良いことだ」と言って、弟にも短期留学をすすめていました。弟は3歳年下なんですが、今のところあんまり海外に行ってみたいとは思ってないみたいです(苦笑)。

—将来の夢を教えてください。
将来は、地域医療に携わりたいので、医療系の大学か学部に進学できたらいいなと思っています。
そう思うようになったのは、中学生のときバスケの大会でケガをして手術を受けてからです。足のくるぶしの骨が折れ、その骨をくっつけるための手術をしたんです。ボルトを入れたので、治るのにリハビリ含め1年半ぐらいかかりました。それまで、将来は「人の役に立ちたい」とアバウトに思っていたんですが、リハビリで医療の人と関わることで、そちらの方に興味が湧いてきました。ケガは中3の最後の大会のときだったので、北陸高校に入学した当初もリハビリは続いていました。今は、もう大丈夫です(笑)。

—北陸高校の魅力を教えてください。
中学3年生のとき、私立では第一希望が北陸高校で、恵まれた環境で高いレベルで勉強ができるところが良いなと思っていました。特に、ラーニングコモンズという自習スペースは、放課後に1人で勉強するときによく使っています。周りのみんなも集中して勉強しているので、自分も勉強しないといけないなという気持ちになれます。先生方は厳しいけれど、教え方がていねいで、わかりやすいです。

—進学したい大学は、具体的に決まっていますか。
まだ決まっていないのですが、県外の大学を考えています。日本で大学に4年間通ってから、大学院に進むか、海外に留学することも考えています。家族からも「日本である程度の知識と経験を積んでから、海外に行くのが良い」と言われ、自分でもそれが良いかなと思っています。

—未来の後輩に、メッセージをお願いします。
北陸高校は、勉強する環境が整っているのでとても良いです。毎日、放課後に統一テストがあるなど独自の取り組みもあって、授業の定着や把握がしっかりできます。それに、自分より成績が上の人と一緒に勉強することで、やる気が出たり、勝ちたい気持ちになったり、刺激を受けられると思います。

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