もっと強い自分へ。挑み続ける北陸のstrongerたち。
vol.14 言語はツール。語学力をつけ、
その力で人を助けていきたい。

普通科特別進学コース
内進クラス3年

池谷 治華

普通科特別進学コース
内進クラス3年

池谷 治華

—中3で英検準1級を、高2で英検1級を取られたそうですね。
はい。準1級に合格した後も、一番上まで挑戦したいと思っていました。準一級を取ったところでやめてしまうと、そのあと何もやらなくなって英語の力が下がっていってしまう。だから、さらに1個上を目指すことで、力を維持しつつ、より伸ばしていこうという風に考えていました。

—英検1級は、かなり難関だったのではないですか?
準1級のところでも壁があったのですが、それよりもっと大きな壁がありました(苦笑)。1次試験でリスニングとライティングがあるんですけど、文章が長文だったり、ライティングの字数が増えていたり。あと、問題提起をする問いがあって、自分でその理由を3つ考えないといけないのですが、そもそも理由を思いつかなかったりするなど英語以外のところも難しかったです。

—合格するまで、何度もトライされたそうですね。
英検準1級は、3回目の試験で受かりました。英検1級は、1次試験に3回続けて落ちて4回目に合格。2次試験は最初全然ダメで、もう1度チャレンジして合格。結果5回目の受験で、英検1級を取得しました。

—2回目の2次試験は、どういった対策を立てて挑まれたのですか。
1回目でダメだったのがいい教訓になりました。2次試験では5つのテーマが与えられ、そこから1つ選んで2分間スピーチし、3~5問の質問の受け応えをするんですね。2回目の挑戦では、5つのうち2つがあらかじめ自分が想定していたテーマでした。その中で「日本の大学教育を変えるべきか」というテーマが高校生の自分に一番近いものかなと思い、それについてスピーチをしました。

—もともと子どもの頃から英語が好きだったのですか?
いえ、小学校でゲームみたいな英語の授業はあったけれど、本格的に英語に触れるようになったのは北陸中学校に入ってからです。北中では全員英検を受けるんですが、もしそうでなかったら受けていなかったかもしれないですね。先輩で準1級まで取った人がいると聞いて、自分も取りたいと思った記憶があります。

—北中でのニュージーランド語学研修は、英語力の上達につながりましたか?
ニュージーランド語学研修では実行委員というのがあって、私はそのメンバーの1人でした。それで司会の原稿とか、いろいろ英語で文章を書く機会があって、そのときにけっこう伸びたんじゃないかと思います。それと、実際にニュージーランドに行ってみたら、やっぱりネイティブの英語は聞き取れない部分もあって、やる気が喚起されたというか、刺激になったと思います。ちょうど帰国した翌日が英検準1級の2次試験日で、そのタイミングもあってか合格しました。

—どういう風に勉強に取り組んでいるか教えてください。
やっぱり、「これをやりたい」とか「できるようになりたい」っていうのが一番最初にあると思います。そのために自分ができるところを把握して、足りないところを埋める方法を考える、というプロセスです。私は理系なんですけど、応用力が問われる時代に、数学や物理で基本的な公式から論理的に考えて答えを出すというプロセスを自分が身に付けて駆使できるようになることが、将来解いたことのない問題を解くのにつながっていくのかなと思います。

—勉強は、友達と一緒にしたりする方ですか?
いえ、一人でやる方です。以前は夜遅くまで勉強してたんですけど、朝型の方がいいかなと思って、今は夜10時頃に寝て朝5時頃に起きて勉強しています。つい最近からなんですけど、朝型にチャレンジ中です(笑)。

—勉強の合間のリフレッシュ方法を教えてください。
テイラー・スウィフトが好きで、彼女の歌を聞いたり、歌ったりとか。勉強をするときも聞いているんですけど、テンションが上がるので気分が乗らないときとかちょっと元気づけられます。TVを見たり、本を読んだりするのも好きです。あとは、鉛筆画の落書きですが、絵を描くのも好きですね。

—英語以外の言語や国などにも興味があるんですか?
英語はもっと極めていきたいんですが、フランス語とかスウェーデン語、スワヒリ語とかもおもしろいなって思います。図書館でスワヒリ語の本を見たときがあって、母音が少なくて、発音や会話の調子などが好きだったんですね。文法も独特で面白いです。アフリカの言語なんですけど、全然知らないところの言葉への憧れもあります。

—英語や語学の魅力ってなんだと思いますか。
やっぱり本来、語学ってツールだと思うんです。他の学問で欲しい情報があるとき、日本語で探すとあまりないけど、英語とかフランス語とかだと文献が見つかる場合が多い。そういう意味で助けにもなるかなと。それから、例えば、交渉とか国同士の話し合いのときにも、相手の母国語で話をすると心の開き方が違うんじゃないかなと思います。

—将来は、語学を生かしたお仕事に就かれるのですか?
まず自分に力をつけて、その力で他の人を助けていきたいです。そのために、私は語学が得意なので、語学を通してコミュニケーションをとったり、人と関わっていけたらいいなと思っています。

私の場合、利益を追求していくよりも国家公務員の方が向いているかなと考えています。例えば、これから日本には移民がさらに入ってくると思いますが、彼らがよりスムーズに日本社会に溶け込めるように、言語などの教育のシステムを作れないかとか、そういう教育方面に関心があります。

—人を助けたいという思いは、いつ頃から持つようになったのですか?
一番初めに感じたのは、北中に入ってからだと思います。学年が上がると4月頃にクラスの中で目標を書いたりすることがありますよね。そのときに考えて思い浮かんだのが、そうした思いでした。それから、毎月謝恩行事で仏教のご法話を聞くんですが、そうした影響もあると思います。

—北陸中学・高校を過ごされて感じた、この学校の魅力を教えてください。
北陸中学校に入学するときは、中高一貫校なので大学に向けてより長く準備ができるところと、ニュージーランド語学研修が魅力でした。今やっぱりここでよかったなと感じるのは、生徒の人数が少ない割に先生の人数がたくさんいらっしゃるので、しっかり勉強を見てくださるところです。内進クラスでは、理系数学だと8人の生徒に1人の先生がついてくださいます。

北陸高校の魅力はやっぱり人数が多くて、学校としての規模が大きいことでしょうか。勉強だけでなく、スポーツやいろいろな課外活動を頑張っている生徒がたくさんいて、とても多様性があります。卒業生も多く、ちょっとどこかにいったら北陸高校出身の人に会ったりとか。先生もたくさんいらっしゃって、生徒のことをよく考えてくださっているなと感じます。

—未来の後輩に、メッセージをお願いします。
もしも、なにか夢とか、やりたいこととかがあるんだったら、高校3年間でどこまででも成長できると思います。夢を持って、それをかなえるために、北陸高校に来てください。

PROFILE
北陸中学校出身。中学3年のときに英検準1級合格。高校2年で、英検1級に合格する。他言語への興味も深く、世界的に認められた英語運用能力試験IELTSのフランス語版ともいえる試験にも挑戦。語学をひとつのツールに、人との関わりを見つめている。

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