もっと強い自分へ。挑み続ける北陸のstrongerたち。
vol.12 何ごとも全力で楽しみ、一生懸命やる。
支えてくれる家族の気持ちに応えたい。

普通科
進学コース 2年

髙橋 茉子

普通科
進学コース 2年

髙橋 茉子

—第41回北陸アンサンブルコンテストの木管八重奏で金賞受賞、おめでとうございます。
ありがとうございます。木管楽器だけが8人集まったアンサンブルで「3つの幻影」という曲を演奏させていただきました。中学のときから吹奏楽部に入ってクラリネットを吹いているのですが、北陸大会まで行けたのは初めてです。

—コンテストの本番は、緊張しましたか?
そうですね。私たちのチームは編成が決まったときから「全国行こう!」って気合いが入っていたんですけど、大会が進むにつれてだんだん緊張してきて。そしたら、先輩方が「あんまりそう思わず、楽しく演奏しようと思った方がいいよ」と言ってくれたので、リハーサル室とかで良い雰囲気になって、本番も楽しく演奏できたのが良かったです。

—3月には、中部日本個人・重奏コンテストに出場されるそうですね。
はい。残念ながら北陸アンサンブルコンテストでは金賞でも代表をとることができなくて、全国大会には行けませんでした。豪雪の影響であまり練習はできなかったけど、どこよりもチームの仲が良く、どこよりも楽しめてるっていう自信はあったし、とにかく練習してきたことを出して、みんな一番良い音で吹けたんじゃないかと思っています。

でも、全国に行けなかったという結果は、すっごく悔しくて、悔しくて、悔しくて、悔しくて…。そのぶん3月25日の中部日本個人・重奏コンテストでは良い結果を出そうと、今、練習を頑張っています。

—1年を通じて、いろんな大会があるんですね。
そうですね。大きい大会は、夏の中部日本吹奏楽コンクールと全日本吹奏楽コンクールがあって、冬にアンサンブルコンテストがあります。それから、私たちの吹奏楽部の一大イベントとして、3月に定期演奏会があります。

—中部日本個人・重奏コンテストに定期演奏会の練習が重なって、大変ではないですか?
はい。でも、なんか忙しいと、すごい充実してるなって自分では思います。アンサンブルコンテストの練習があんまりできないから、朝の練習時間を使って、編成チームのみんなで練習をしてます。学年やコースも違うし、男の子もいるんだけど、チームのみんなはなんだか家族みたいです。

—北陸高校の吹奏楽部は、どんな雰囲気ですか。
吹奏楽部は、北中の生徒も一緒に演奏するし、すごく人数が多いですね。3月に卒業した3年生の先輩がいらっしゃったときは、部員は115人でした。お祭とかの依頼演奏も含め、演奏を楽しむときは楽しんで、大会やコンクールでは全力で全国を目指して練習しています。何ごとも楽しいって思って全力でやった方がすごくモチベーションあがって、頑張れるんじゃないかなと思います。

—先輩や後輩との関係は、どうでしょうか。
先輩は、技術のこととかいろいろ厳しいことを言われるときもあったんですけど、すごく自分をわかってくれて「一緒についていきたい!」って思える方ばかりでした。3年生が卒業されて、演奏の面もそうだし、挨拶や返事とか学校生活の面でも、先輩の偉大さを感じています。部の雰囲気を悪くしたくないけど、やっぱりもっと上に行きたいから言わなくちゃいけないときもある。でも、私はあんまり人に指示するのがうまくできなくて、どうしたらいいんだろうって思うことがあります。

—北陸高校を選んだのも、吹奏楽部に入りたかったからですか?
はい、それもあります。兄が北陸の吹奏楽部だったので、定期演奏会を見に行ったこともあります。オープンスクールの時は、部活を頑張ってる声がたくさん聞こえてきて、「雰囲気のいい学校やな〜」と思いました。吹奏楽を続けたいという思いがあったので、環境の良いところがいいなと思って北陸を選びました。

—ご兄弟は、みんな吹奏楽をされているのですか。
実は、兄弟がかなり多くて、6人います(笑)。上から、兄、私、中学生の弟が1人で、妹が3人です。兄は私が入学した年に北陸を卒業して、今は進学した大学でサックスを続けています。仲が良くて、お正月に兄が帰省してきたとき、祖父母の家で兄と私と中学生になった吹奏楽部の妹と3人で楽曲を演奏し、すごく楽しかったです。祖父母は泣いて喜んでました(笑)。

—ご家族も応援してくれていますか。
私は、もう本当に親に感謝なんです。毎日、父が車で朝練に送ってくれて、母も朝早く出る私のためにすっごく早起きしてお弁当を作ってくれて。勉強と部活を両立できているのは、両親のおかげだと思っています。

—お父さまとの送迎エピソードは、「私の折々の言葉コンテスト2017」で佳作に入選された作品にも書かれていましたね。
これは進学コースの夏休みの課題だったんです。まさか入選すると思ってなかったので、驚きの方が大きかったです。父はよくギャグを言っておもしろいし、送り迎えの車内でいっぱい話をするので、私の一番の理解者です。

うまく説明できないんですけど、例えば大学に行きたい理由を、父は「なんでそう思うのか」ってことを大事にするんです。私も母もどっちかというと「いいやいいや」って感じになりがちなので、ふたりでよく「また父に言われつんた、わからんって~」とかしゃべっています(笑)。

—入選されて、お父さまも喜ばれたでしょう。
車の中で、父に「賞をもらえたみたいだよ」って報告したら、「ちょっとそれ読んで」って言われ、読み上げたら「その通りや〜!」って笑ってました(笑)。あと、中学校の校長先生がお祝いの電話をかけてきてくださって、「あぁ、見てくれてる人がいるんやな」って思ってうれしかったです。ちょっと恥ずかしかったですけど(笑)。

朝日新聞社主催「私の折々のことばコンテスト2017」
中学生、高校生が心に響いたことばとそのエピソードをつづるコンテスト。
3回目となる今回は最多の3万1,588点の応募があった。

—先日の卒業式では、在校生代表として送辞を読まれたそうですね。
最初聞いたときは、内心「なんで私っ!?」って、すごくびっくりしました。でも、生徒数の多い北陸のなかで頼まれたというのは貴重なことだし、一生に一度かなとも思ったし、やったら自信になるかもと思って引き受けさせてもらいました。
ただ、引き受けたときは何も思ってなかったんですけど、アンサンブルコンテストが2月の豪雪で長引いちゃって、「えっ、そういえば、送辞も、アンサンブルも、期末テストもかぶってる!」ってなって、ちょっと焦りました(笑)。

—送辞では、どういった言葉を送られたのですか。
先輩たちは豪雪で受験に行けない方もいらして大変だったでしょうという話から始まり、北紫祭で先輩たちが引っ張ってくれたことや、私の中で一番先輩と関わった部分でもある部活での先輩への感謝とかを述べました。
それから、平昌オリンピックで活躍された小平奈緒選手が大事にしている言葉としてあげられていた「顔」が「晴れる」って書いて「顔晴(がんばれ)」という言葉を引用し、先輩方もこれから「顔晴ってほしい」という想いを伝えました。

—勉強の方も成績優秀で、1年次同窓会表彰を受けられたそうですね。
いや、でも、私、正直勉強は嫌いです(笑)。好きな科目は体育で、それ以外は好きじゃない。でもやっぱり、単純に良い点が取れて、一生懸命やったことが結果に出るとうれしいっていうのがあります。

あとなによりも、送り迎えしてくれる父やお弁当を作ってくれる母、普段はリビングで踊ったり歌ったりピアノを弾いたり好きなことしているのに、テスト期間中は静かにしてくれる兄弟とか、いろいろ支えてくれる家族の気持ちに応えたいし、ちょっとでも恩返しっていうか、喜んでもらえるよう頑張りたいです。

—吹奏楽の他に、ずっと続けていることがあるそうですね。
小さい頃から長距離のマラソンが好きで、中学生のときは中学校対抗の地区駅伝大会などで走らせてもらったりしていました。あと、6歳の頃から10年以上やっている書道は、これからもずっと続けていきたいです。走るのは一番好きなことだし、習字をしている時間は落ち着くし、けど、やっぱり吹奏楽しているときも楽しいし。いっぱいあって困るけど、高校で吹奏楽をやるっていうのは私が選んだ道だから、今はここで全力で一生懸命頑張っていきたいです。

—髙橋さんにとって、北陸高校の魅力を教えてください。
先生との距離が近くて、勉強も部活も全力で頑張れます。部活の先生も、部活だけじゃなくて、進路の相談にものってくれるんですよ。ほとんどの生徒が部活とか趣味とか習いごととかをしていて、勉強も頑張ってて、それをすごく応援してくれる先生がいる。すごく雰囲気の良い場所だと思います。

—これからの目標を教えてください。
一番近い目標は、中部日本個人・重奏コンテストで良い成績をとることと、定期演奏会を成功させることです。これからも、勉強と部活どっちも中途半端にせずに、一生懸命やっていきたいと思っています。

遠い目標だと、早く進路を見つけて、ちゃんと勉強を頑張りたいです。夢を見つけるためにも、マラソンとか書道とかオフの日の遊びとか、いろんな経験をいっぱい積みたいなと思っています。

PROFILE
足羽第一中学校出身。吹奏楽部でクラリネットを担当し、北陸アンサンブルコンテストの木管八重奏で金賞受賞。朝日新聞主催「私の折々の言葉コンテスト2017」では父との送迎エピソードを綴り、全国3万1588点の応募の中から佳作に入選。2017年度卒業式で、在校生代表として送辞を読み上げる。

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