もっと強い自分へ。挑み続ける北陸のstrongerたち。
vol.07 現地の英語に必死でくらいつく。
本当に価値ある貴重な経験でした。

普通科特別進学コース
スーパー特進クラス2年

上田 幸佑

普通科特別進学コース
スーパー特進クラス2年

上田 幸佑

—グローバルチャレンジ・プログラム(以下GCP)に
参加したきっかけを教えてください。

みんなは自分の意志で参加したと思うんですけど、僕のきっかけは親でした。「北陸にグローバルチャレンジっていうのがあるよ」って話したら、普段は何かを強制することのない親が、「それは絶対に行け」って。今は、参加できたことにすごく感謝しています。

—GCPでは、どんなことを経験されましたか。
移動をのぞいて向こうでの活動は6日間。今回の参加者は9人で、女子は1人です。最終日以外、ほとんどみんな一緒に行動しました。

基本的に午前中はモーニング・セッションという時間で、参加したメンバーとディスカッションやゲームなどをします。話すのも書くのも、もちろん全部英語です。午後からは、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学で現地の学生と交流したり、ボストン美術館やダウンタウンの名所を訪問するなど、いろんなアクティビティをしました。夜にもイブニング・セッションというものがあり、その日の反省や翌日の準備をするんです。

—英語での研修は難しくはなかったですか。
GCPに参加する前は、英語は勢いで伝わるかなって思ってました。先生からは「普段からラジオ英会話を聞きなさい」って言われていたんですが、そんなに勉強しなくてもなんとかなるだろうって。根拠のない自信がなぜかありました(苦笑)。

でも実際に行ってみたら、甘かったです。ある程度の語彙力と聞く力、話す力って、絶対必要だったんです。なんとかくらいついていったんですけど、英語が全然わからなくて自分でも驚いたし、「あ〜!」ってなるときがたくさんありました。でも、毎日やることは山ほどあるので、へこむ間もなく必死でしたね。

—マサチューセッツ工科大学(MIT)は、どうでしたか。
MITは、滞在中に2回行きました。アメリカに着いた翌日が、MITのキャンパスツアーと学生との交流だったんですけど、英語で話すのが大変すぎて、時差も気にならないというか、それどころじゃなかったですね(苦笑)。校舎の造りも面白く、大学じゃないみたいでした。プールやスポーツができる施設が充実していて、とにかく圧倒的でしたね。

—ハーバード大学の方は、どうでしたか。
3日目に行ったんですが、MITとガラッと変わって、歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気の学校でした。その日は、全員がハーバードの学生に何か質問するという課題があって、前日のイブニング・セッションで何を聞くか作戦会議をしました。でも、僕そこで失敗してしまって…。いざそのときになったら焦ってテンパってしまって、「なんで生きてるんですか?」って聞いてしまったんです。しかも、それがうまく伝わらなくて、相手が「??」みたいになってしまって…。結局「英語の上達法」という、別のことを聞きました。本当は、もっと良いことを聞けたはずなんですけど…。またそれが、そのとき答えてくれた学生の方は、アメリカで会った人の中で一番英語が速くて、なまりもあって、2割くらいしか聞き取れなかったです。リスニングの力もないからですけど、全然わかんなかったですね。後でそのときの写真を見たら、自分だけ口をあけてポカンとしていましたもん(苦笑)。

—モーニング&イブニング・セッションについて教えてください。
モーニング・セッションもイブニング・セッションも、その日ごとに議題があります。例えば、ある日のモーニング・セッションでは、マシュマロチャレンジという物理のゲームをしました。3人1組になって、マシュマロとパスタと紐とテープを使って、いかにマシュマロを高く積み上げられるか競いました。指示を出せるのは1人だけという制限があって、グループごとにやり方が違っておもしろかったですね。

—フリーの時間は、どれくらいありましたか。
3日目と最終日の午後は、ボストンの市内観光と自由散策でした。市内観光では、教会を見学したあと、お土産を探しました。ボストンはロブスターが有名なので、クラスの友達のお土産にロブスターのついたユニークな帽子を買いました。ずっと使えるものより、一瞬だけおもしろいものがいいかなって思って。けっこうウケて、今も教室に飾ってあります(笑)。

最終日の自由散策は、2つのグループに分かれて、それぞれ好きな場所に行きました。ボクらのグループはダウンタウンという繁華街や有名なストリートなどを訪ねました。

—MITは、2度にわたって訪問していますね。
5日目に、もう一度MITに行き、1日を過ごしました。午前中は、レーザーを使った迷路ゲームやストロボを使った連続写真の撮影などをしました。ストロボの連続写真は、1人ずつ全員やりました。被写体は自分で、普通に歩いているだけじゃつまんないから、いかにおもしろく、どうやって動こうかと考えました。

午後は、川のほとりで、アメリカのゲームを教えてもらいました。輪になってやるゲームなんですけど、すごい楽しかったですね。普通に遊んで、小学生の昼休みみたいでした。

—現地の学生の方と、だいぶ打ち解けていたんですね。
日を追ううちに、ちょっとずつなんですけど英語がわかるようになっていくんですよ。最初はズタボロでしたけど(苦笑)、時間がたつとだいぶ慣れてきて、昨日より聞きとれてるなっていうのが自分でもわかりました。
アメリカの学生の方は、明るくハキハキしていて、みんな親切で良い人でしたね。けっこう年上の方が多く、日本人の方もついてくれました。

—最終日はどんなことをしましたか。
モーニング・セッションで、最終プレゼンテーションとして「自分のゴール」の発表です。自分の夢や、自分の強いところ、弱いところ、夢に必要なものはなど、3分間くらい英語で説明しました。

そのとき、僕はまだ具体的な夢とかなくて、「もう一度ボストンに行く」ことをひとつの夢としてスピーチしました。全然、英語がわからなくて悔しかったから。みんなの反応はあまり覚えてないけど、悪くはなかったと思います。

—GCPを振り返って、どうでしたか。
「行って良かった」って、本当に思います。ネットやテレビで見てるのと、実際に行ってみるのは、全然違う。初日はもう英語の説明すらあやふやで「どうしよう」って感じだったんですけど、まず、日本語が通じないっていう状況に置かれることが良い経験でした。絶対に日本では体験できないようなことばかりで、貴重な経験ができましたね。

—参加して自分自身に変化はありましたか。
細かいところは気にしなくなりましたね。以前は少し神経質な部分があったかもしれないんですけど、そういうのも、もうどうでもよくなった感じがします。良い意味で、几帳面にならなくなりました。

—帰国して、将来の夢は決まりましたか?
経済に興味があるので、証券会社に入って世界を回りたいと思っています。GCPに行く前は、「経済関係かなあ」って漠然としていたんですけど、ビジョンが前よりも具体的になったと思います。ニューヨークも行ってみたいですね。志望大学は、名古屋大学の経済学部です。

—北陸高校での学びはどうですか。
勉強する環境がとても整っていると思います。ラーニングコモンズも朝早くから開いてるので、最近は、毎朝7時半くらいに来て勉強しています。

実は、北陸は第一志望ではありませんでした(苦笑)。でも今はこの学校で良かったなって思っています。理由は、人ですね。友達や先生です。いろんなクラスがあるから、いろんなタイプの人がいる。それに、先生方が良いんです。授業がわかりやすいし、話しやすいので、質問も気軽にできます。

—最後に、未来の後輩にメッセージをお願いします。
勉強を頑張りたい人は、北陸に入学して後悔はないと思います。特に、GCPはここにしかないプログラムなので、おすすめです。すごく心に残っているし、本当に行く価値はありました。絶対に損はしないので、チャレンジした方がいいと思います。

PROFILE
森田中学校出身。ハーバード大学やMITなど一流大学の学生との協働を通して自己変革を目指す、海外特別プログラムGCPに参加。2017年7月14〜22日にわたり、アメリカ ボストンに滞在した。得意科目は数学。

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